復帰

 先月末に熱中症になってからいまいち気分が乗らなかったのだけれど,色々と吸収して復帰にござります。

 休んでいる間に見ていたのはこれ。

ラーゼフォン〈1〉 (MF文庫J)

ラーゼフォン〈1〉 (MF文庫J)

ラーゼフォン〈2〉 (MF文庫J)

ラーゼフォン〈2〉 (MF文庫J)

ラーゼフォン〈3〉 (MF文庫J)

ラーゼフォン〈3〉 (MF文庫J)

ラーゼフォン〈4〉 (MF文庫J)

ラーゼフォン〈4〉 (MF文庫J)

ラーゼフォン〈5〉 (MF文庫J)

ラーゼフォン〈5〉 (MF文庫J)

ラーゼフォン 第9巻 [DVD]

ラーゼフォン 第9巻 [DVD]

ラーゼフォン蒼穹幻想曲

ラーゼフォン蒼穹幻想曲

 小説の方は電子図書で。

 話だけ追うと,エヴァンゲリオンそっくりと言うことをあまり感じられなかったのだけれど,TV版を見るとかなり似ている,と感じた。それはアニメの言語である表現方法がそっくりである,と言うことがまずある。
 ただ,エヴァ以降のSFアニメであれを踏襲しないと“古くさい”ものになってしまう,というのは暗黙の了解な訳で,それは仕方ないかな,と。
 主人公のアイデンティティの確立等,設定もエヴァと同じようなのがいろいろあるけれど,芸術家肌の集団が作ったエヴァと,物語の作り手が描いたラーゼフォンとではちがったものが描かれていると思う。その最たるものが映画版でにあるようなものだろうと思う。エヴァは結局自分本位なキャラばかりの話,ラーゼフォンはそういったエキセントリックな“物語”として成立しなかったエヴァとは決定的に違う人のつながりをきちんと成立させることで物語の違った見方を描くことができた作品だと思う。

 どちらが優れている,と言うものでもないし,私自身それを決めるつもりもない。ただ一言で評すならおもしろいエヴァ,安心してみられるラーゼフォン,と言うところだろう。

 なかなか良い作品に出会えた,と思う。